第3回公演のプログラムに載せた、制作記を紹介します。
大人も子どもも結構忙しいんです。でもミュージカルが好きだから・・・、やってみたいから・・・と3年目となりました。
稽古事・付き合い・家族団欒etcをやりくりしての練習参加です。
本来、しっかりと基礎技術習得の上で作品に取り組むべきかも知れないのですが、それではきつ過ぎるし、
「できる範囲」を手探りしながらの活動です。出演のためのオーディションもなく、私たちは純粋手作りです。
ある日、作業場に行くと、渋い色の美しい布がコーヒーやカレーのほのかな香りをさせて干してあり
(「鍛冶屋」の背景はコーヒー・カレーの絞り染め)、衣裳の試着の日はあちこちで「素敵!」と声があがり、
少しずつ形になっていきます。総勢52人の知恵と努力の結晶です。
今年は鍛冶屋の仕事を知る為に鎌倉の刀匠「正宗工芸」の工房を見学させていただきました。
火を扱う神聖な仕事だということを、子どもたちもよく理解できたようです。
「正宗工芸」の皆様を始め、演出の御木さん、振付の八桑さん、協賛の方々、
活動資金の為のバザーに来て下さった方々、お手伝いくださった方々・・・と
たくさんの方のおかげで今日を迎えることができました。
そして図書館ホールに足を運んで下さったお客様に、
心からの感謝の気持ちとともに本公演を捧げたいと思います。
制作一同
プログラム制作
プログラムを作るのもなかなか大変です。
まず美術の係りが集まって、意見を出し合いながら紙の色、文字の大きさなどを決めます。
紙の厚さ、デザイン、イラスト、出演者の名前確認なども重要です。
そして毎年の決まり(?!)になっている子どもたちの似顔絵とコメントを
一人一人に書いてもらい、それをどこに張る、とかどんな順番で載せる、
とかいろいろ話し合います。表紙に色をつけるのも、すべて手作業のため、
子どもたちが学校へ行っている時間などに一箇所に集まってみんなで色付けをするのです。
本番間近になると、何の関係もない別の係りの人や、その子供たちも手伝いに来ます。
こうしてだんだん出来上がっていくのです。大変ですが、みんな楽しんでやっています。
今までのプログラムの表紙を紹介します。
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